設計は難しい
設計は難しいとツクヅク感じる。
新建築JTでもある建築家の失敗あるあるである。
最近も庇が短いため、玄関ドアを開けると雨が吹き込む・・・と。
上部に大きな開口があるので、庇の控えがつけれずサイズに制限が生まれる。
意匠性を追求しながら、サイズも限りなく大きくした。
現場の時には、3度もつくり変えた庇である。
意匠方からすれば、多少の吹き込みはしょうがないと思いつつ、
建主からはなぜ雨が? という質問がある。
これは、建主の悪口でなく、価値観や住まい方が人それぞれ違うから、設計とは難しい と言いたい。
あることを行うために、ある日常的な機能を損なう。
これが、建築家にありがちであるが、この時こそ住まい手と共犯になれるような価値観の共有が必要である。
でも日常にある機能は出来る限り損なわないように努力はしたい。
建築は芸術でなく、日常の設計であるからだ。
しかし、クレームだけを考えた合理性だけでない価値観を設計していきたい。
あ〜設計は難しいから、それ以上に楽しい関係をつくりたい。
川本あ。