ふじさん住宅
「ふじさん住宅」
富士市にある金属加工の会社が数年前より住宅業界に参入されました。
その会社名が「ふじさん住宅」
只今、その「ふじさん住宅」さんの展示場を計画しているという状況です。
まずは展示場を計画するにあたって、
近年、多様になる住まい方やニーズに答えるために
1つ1つの敷地を読み解き、要望を聞きながら、住まいづくりを進めていく必要があると思っている。
建築家であれば、これらの多様なニーズに対応することは当たり前であるが、
メーカーのような合理的な商品では、これら多様なニーズに対応しづらい。
そのため、メーカーと建築家の中間的なポジションが着目されている。
今回の展示場は、そんなポジションかな。
さて、その中で、mAが、どのような展示場を計画するのが正しいのか?
ま〜ま〜とてもとても、悩みました。
単純に考えれば、どんなニーズにでも答えれる「おおらかな空間」
ワンルームに近いスケルトンをつくり、多様な建主に要望に応えながらリノベーションしていく方法がよいのか。
しかし、商品のような箱を提案することになり、
商品として消費さえてしまいそう。
おそらく都市では良いのだろうが、敷地が広い地方では、残地が困る。
やはり、庭と関わりある状態を提案することが、「おおらかな暮らし」
にとっては大切だと考え、縁側のある平屋を提案しました。
ベタな回答ですが、長い間、暮らしに寄り添ってきた場所ですから、
年齢層を問わず、敷地環境を問わず、対応できる。
だから、今回の展示場は商品でなく、「庭と関わりある生活」という
1つの体感の場。
そ〜すると困るのが、この展示場をみて依頼を得たら、ど〜していくのか?
商品であれば、営業マンが売れるが、この提案の場合、1つ1つを設計していく必要がある。
・・・
長くなりそうなので、ここからは次回!
150坪ほどの広い敷地、ふじさん住宅さんからの要望で少し富裕層向けかな。
只今、実施図面作成中、少し待たせていますが、良い建築になるよう丁寧に進めて行きます!
川本あ。