東原の家

伐採する樹木と建物のレベルと配置の確認のため磐田へ。


久々の現場であるが、かなり成長していやがる。

普段であれば、できるだけ残すのであるが、今回は大方伐採をする予定。

やっかいなのは、根っこ。

おそらく建物下まで入り込んでいるので、基礎下の床が荒れている状態になるだろう。

監督に置換の方法を伝え、造園屋さんにも埋め戻しをしないように指示。


事務所では、図面の変更に大忙し。

せめても着手前には完成させようと努力していますが、

同時進行で監督には施工図を描いてもらい、疑問点を確認。

RCとSと木造の混合造なので施工順番と異種の接続仕方が大事。

構造家にも確認しながら再度検討している感じ。


バタバタしているが、良い感じかな。

現場出身の自分は、現場を想像しながら図面を書いている。

それが、当然と思っていたが、スタッフの図面を見ていると、

現場が想像できない状態で図面を書いているから、寸法ひとつとってまだまだである。

ま〜いきなり現場とピントの合う図面を書けるスタッフというのはいないが、

面白いことに、ピントが合う瞬間というのがある。

これは、現場管理=すなわち監督業をやった後。

mAでは、たまに設計施工をすることがある。

監督になると、業者から聞かれるのは、

何を取り付けるのか。

どのサイズか。

どこから追えばよいか。

取付順序はど〜する。

などなど、本来であれば図面に記載されている事項。

自分で書いてる図面のはずなのに分からないことが多すぎと気付く。

その後から、良い図面が書けるようになる。


どんだけオイラガ伝えても伝わらなかったことを、現場からあっさり学んでくる。

やはり現場というのは偉大である。


そんな訳で、忙しい最中であるが、スタッフが成長してく瞬間に立ち会えるのは、楽しく嬉しいものである。


川本あ。