水・空気・熱

寸法からの続きになるが、設計において配慮する要素に「水・空気・熱」がある。

こやつらを適切に処理しないと建物に悪さをする。

毛細管現象だったり、暖まった熱はどうなるとか、結露だったりと、理科と同じ考え方で良い。

処理や納め方は、経験がものを言うが、これらの現象がおきる理屈は理解できるはずなので、設計段階で適切に立ち止まり考えることが大切である。

コピー&ペーストでなく、図面と向かい合って、立ち止まること。
次に、考えたことを図面に書いて、現場と話し合う。

その過程を経て、現場に意匠以上に考えている基本的なことが伝わると、さらに良好な関係が築ける。

だって、職人さんは建物が長く使ってもらうことを大切にしているから。


まずは、基本となる「水・空気・熱」の理屈を理解して、立ち止まることから始めよう。


川本あ。