架構と隙間2

懇親会のときに、五十嵐さんにこの話をしたとき、

「日本建築が、そんな在り方をしている」という話をしてくれた。

四季とつながる縁側の状態が似ているのだと思う。

尊敬する建築家と話すことで、いろいろな思考が頭を巡る。


住まいを設計してたけど、言葉に整理すると「架構と隙間」なんで、ずいぶん建築的なアクセスをしている。

すごく単純な少ない要素で建築を構成したいと考えている。
建物は、人やモノが入り、時間とともに気分や使い方も変わる。だから単純な構成で、四季や時間を体感できる自然環境とつながっている状態を構築したいのだ。

長いこと、温暖な静岡という環境で建築を考えてきたから、パルテノン神殿みたいなあっけらかんとした建築が好きなんだと思う。

まだまだ、自分らしい建築の在り方を模索しているが、10年後にできる至高の建築を目指して、今を大切にしていきたい。


川本あ。