現場の大切さ

グチで、すみません。

メンテナンスに動いてくれない元請さんだと、設計者はどうしようもない。

正直、現場をつくる以上に大切な業務であり、施主さんとのコミュニケーションをとっていただきたい。
こちらで別の職人さんを手配しても責任のみが移行してしまうだけで、根底の解決にはならない。

今、地元でお付き合いしている元請さん方は、迅速な対応で、些細なことであれば施主さんと元請さんで対応してくれていている。

当たり前のことであるが、改めて感謝したいし大切なことだと思う。


でも、これから遠方の監理をしていく機会も多くなると初めての元請さんとのお付き合いも増え、その中でいかに良い建築をつくっていけるかが大きな課題になる。



少し話はとぶが、自分達とお付き合いしている地元の建設会社さんは、どこもホームページを持たない、営業マンもいない会社である。
たぶん、他県の建築家が探しても、見つかりづらいし、依頼となれば、さらに難しいであろう。

しかし、そんな建設会社さんは、どこにでも多くいる。
そ〜考えると、これは地元の建築家が窓口をつくり、建築家の案件に対応可能な建設会社の小さなネットワークをつくったり、何かをしていく必要性を感じるが、正直、自分も紹介しろといわれると、横柄な建築家もいるかもしれないと考えたりすると紹介しづらい。


新建築JTでも、建設会社さんの紹介欄が監督の写真つきになった!

自分も遠方の建設会社さんを探すとき、新建築を探すことが多い。
これもネットワークの1つである。



量産化のメーカーが主流の世の中で、職人の減少はすでに十数年前からの課題であることは、建築家の業界では常識であるが、エンドユーザーである住み手に、いかに監督さん職人さんの大切さを伝えていくことは、建築家の役割である。

自分も地元の案件に関しては、住み手に話をして金額だけの入札ではなく、特命で設計段階から建設会社さんと住み手か対話ができる状況をつくるように努めている。

小さな努力であるが、間違いなくお互いに成長している。


つづく



川本あ。