伝えていくコト

今夏、ワタシ達は、第1回JIA東海住宅建築賞2013で「光の郭」が大賞に輝いた!

施主サンも施工者サンもスタッフもみんなに喜んで頂いたが、未だ信じられない状況の中で少しずつ受け入れ、少しずつ事が動き始めていんだなと感じる。
このような機会を与えて頂いたコトで、今、ものスゴく多くのコトを考え始めているわけだ。

今まで、mAに家を設計してもらおう!と慕ってくれた施主サンのために、何かという名の豊かさを与えてあげたいという一心で設計をしてきた。
つまり、施主サンに理解してもらうために・・・伝えるために・・・。

だけど、その繰り返しをすればするほど、建築を通して本当の豊かさって何だい??って思う。
この世の中にある全てのモノゴトが、全てが一日の中で、全てが人々と共に常にシームレスに関係している事実があるわけで、豊かさというのは、目に見えるモノや物質的な満足ではなくて、目に見えない感覚的なコトだと感じる。
現代社会は自由なようで、身を置いてみるととても多くのプレッシャーを受け、枠組みが設けられている窮屈な中、余裕も余談も余力もない・・・という時代であるからこそ、今や建築だけでどうのこうのと単体でモノを語るなんて、視野が狭いコトである。

当たり前のモノゴトや自然的なモノゴトに素直に受動できる余白が、社会や時代、建築にも多く生まれるコトを望みたいと思う。

そして、ワタシ達は、建築という要素から全てに伝えるこコトができなければならない。




・・・と語ってみたものの、JIAから一通の案内が届く。

ゲッ!?!?
何?1時間の講演じゃ〜あ〜りませんか?
10分ではないの?まさか・・・のまさか。

とりあえず、知る人ぞ知る!川本ゆかりサンではないコトに安心したので、素直に受動してみようと思う(笑)。

しかし、長い・・・。


川本ま。