職人不足

最近、見積り依頼をすると、
建設会社が、3月頃まで仕事がパツパツだと言う、
さらに、見積りすらできないと言われる始末である。
ど〜やら全国的にもそんな状況のようだ。
mAでも大事にしてきた建設会社も同じ感じで、寂しくもある。

とくに、昨今の不景気で職人不足が深刻といわれていた鉄骨とRCの案件は顕著である。
最近も鉄骨案件を見積りをとったが、いままでの感覚にないオーバーぶりである。
建設会社からすると、めんどくさい建築家案件は、とくに深刻な状況に感じる。

建物をつくる環境としては、望ましくない状況である。
オリンピックも決まり、関東圏は建設ラッシュに突入するであろう。
消費税だけの影響であれば、来年まで待てばいいと言えるが、そんな状況ではなさそうだ。

だから施主さんには、根気よく見積り調整に付き合っていただく必要があり、時間がかかる。
より建築と真摯に向き合っていかなくてはならない。

建設会社にも伝えたい。
こんな状況だからこそ、職人や監督の気質が問われ、お金だけではない良い建築を目指して欲しいと思う。


職人の心意気を育ててこなかった壁を感じる。



川本あ。