庭の住処 ランドスケープ

浜松にある庭の住処の、ある設計競技の現地審査に行ってきました。
初夏以来の訪問です。

まだ秋の始まりで残暑が残る日々ですから秋めいてはいませんが、やはりいつ来ても庭の住処の佇まいには、凛とした空気感が漂っていました。

庭の住処は、建物(空間)と庭というそれぞれ単体のもの同士の関係性を明確に築いていくというよりも、それら境界を定義している建築的な概念を取り払い、内と外のつながりを具体的に表現する形態の住まい!
空間と庭が交互に存在し、空間に透明性をもたらすことが開放性へとつながり、人と空間と庭が融合し合った、住まいのランドスケープが生まれているのです。

その意図を設計当初よりお施主さんと共有し合い、住みこなしてくれている姿が何より微笑ましく、設計者として何よりの喜びでした!


・・・と感動ばかりしていられないわけですが、もちろん、きちんと審査もしてもらいましたよ(ニンッ)!
審査員からも庭との関わり方や抜け感、テクスチャーなど高評価頂きましたが、結果よりも庭の住処を肌で感じてもらったことに意味があると思っています。

多様な住まいの在り方があると思いますが、庭の住処はロングライフデザインの建築!ですね、きっと(笑)!!!


川本ま。